はじめに
こんにちは。ブログ「TOKYO STORY」オーナーの974(@Tokyostory_blog)です。
今回の記事では、ボートをチャーターして長崎県の軍艦島に行ってきたのでその体験をまとめてみました。
軍艦島とは
軍艦島とは、「端島」という長崎県の島。
明治から昭和にかけて海底炭鉱で栄え、沢山のマンションが立ち並び、多くの人がこの島で暮らしていました。
しかし、1974年の閉山にともなって無人島となり、今はコンクリートの集合住宅が密集する廃墟の島として有名です。
遠くから見た島影がまるで軍艦のようであることから、「軍艦島」として広く知られている島です。
当然ながら、アクセスは海路のみ。長崎市内のターミナルからは観光船も出ていますが、せっかく取得した船舶免許を生かしたいと思い、自分で船を操縦して向かうことにしました。
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今回の旅
今回は、長崎県にあるマリーナでボートをレンタルして軍艦島に向かいます。
ボートレンタルするのは、長崎市内にあるマリーナ「長崎サンセットマリーナ」。長崎市内中心部から車で15分程度でアクセスできるマリーナです。
今回チャーターするのは、定員6名の「コーストドリーム」号。マリントイレはありませんが、GPS、魚探、イケスを装備した艇です。平日のレンタル料金は4時間で7040円。
陸置保管されているボートをクレーンまで運び、海上へと移動させます。
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出港!
船体各部を点検し、いざ、準備完了。出港しました。
入り江になった長崎の湾内はベタ凪で、天候は快晴。波のない静かな海面を、船はゆっくりと滑っていきます。
サンセットマリーナから軍艦島への距離は、直線距離でおよそ15キロ程度。今回は、伊王島の西側を回る航路で向かいます。
私は正直言って船の運転に関してはペーパードライバーですが(【小型船舶免許】独学は可能か?たった2日間でいきなり1級を取得したので経緯を書いてみる)、この海はとても穏やかで操縦しやすいです。遠くに大型LNG船の船影を見ながら、広い大海原をゆっくり走っていきます。
晴れ渡った空は気持ちよく、紺碧の海と水平線で混じりあってしまいそうな青さです。この開放感の中で、爽やかな風を感じる疾走する快感は、クルージングの醍醐味です。
Bluetoothスピーカーが大活躍
今回のクルージングで、「Bose Soundlink mini」を持っていったのですが、これが大正解。
波と風の音とともに、お気に入りのサザンオールスターズを楽しむのは最高としか良いようがありません。
海の上ではいくら音量を上げようと文句を言う人はいませんし、開放感がたまりません。海の上でのBluetoothスピーカー、おすすめです。
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軍艦島へ到着
音楽を聴きながら、穏やかな長崎の海をゆっくりクルージングすることおよそ1時間。前方に無骨な島陰が見えてきました。
ついに、「軍艦島」が姿を現しました。
そして、ついに全景を現した軍艦島。こうしてゴツゴツした島の全景をみると、この島が「軍艦」の名前を冠した理由がわかります。
接近すると、廃墟のマンション群がはっきりと見えてきます。
50年以上もの風雪に耐え、放置されてきたマンション群が立ち並ぶ景色は圧巻。台風の影響もあり、島には倒れた木々、砕かれたコンクリートなども散乱していました。自然の力を思い知らされます。
帰港
軍艦島を一周し、満喫したところで、再び長崎の港へと向かいます。
マリーナへは直帰せず、クレーンやドックが立ち並ぶ長崎港の港内へと立ち寄ってみました。
こちらは三菱重工のビルと海上自衛隊の護衛艦「こんごう」。
帰港〜終わりに〜
今回は船舶免許を取得して初めて、10キロ以上のロングクルージングに出かけてみましたが、およそ4時間のクルージングを終え、無事に帰港しました。
天候に恵まれ、波も穏やかだった今回のクルージング。それまで、観光船でしか行ったことのなかった軍艦島へ、自分で舵輪を握って行くというのは新鮮な経験でした。
今回の旅で感じたのは、ボーティングを楽しむのであれば地方で楽しむのが良い、ということ。
首都圏のマリーナは使用料が高額で、そう簡単に庶民が楽しむことができる遊びではありません。しかし、地方のマリーナであれば話は別。例えばこの長崎サンセットマリーナでは、年間20万円代〜という破格のお値段で係留することができるようです。今回のレンタルボートに関しても、燃料代を合わせて1万円前後と非常にお得に利用することができました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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