ゴーン氏の「特別背任」疑惑
特別背任の疑いで再逮捕された日産自動車のゴーン前会長。
日産の資金をペーパーカンパニーに流し、イタリア製の高級クルーザーなどの購入費に充てていたという疑いが持たれています。その名も、なんと「SHACHOU号」。直球すぎて笑えてしまいます。
そんなニュースはともかく、気になってしまうのが「イタリア製クルーザー」というワード。世界に名だたる経営者が購入した高級ヨットとは、果たしてどんなものなのでしょうか?
煽りたい訳ではないのですが、気になったので早速調査してみました。
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メーカーは「アジムット」か?
メガヨットと聞いて私の頭に浮かぶのは、イタリアの高級ヨットメーカー「アジムット」。
あくまで想像ですが、ゴーン氏のヨットも、この「アジムット」社のものではないかと思われます。(違うかも)
アジムットはイタリアのヨットメーカー「ベネッティ」社を買収したボートビルダーで、まさにイタリアンビューティを体現した超豪華なメガヨットを建設しています。昔話題となった東京都の視察船問題で取り沙汰された20億円のヨットも、このアジムット社のものだった気がします。
日本ではボートのことを「クルーザー」と言いますが、英語では「巡洋艦(cruiser)」になってしまいます。自家用の豪華な船などは「yacht」と呼ぶことが多く、大型のものは「メガヨット」「ギガヨット」などと呼ばれます。ヨットと言っても、帆が付いている「ヨット」とは違います。
上は同社の115フィート、35メートル級のメガヨットモデル。ゴーンの所有していた「SHACHOU号」はもしかしたら違うメーカーのものかもしれませんが、だいたい同じようなクラスだと考えてよいでしょう。
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ちなみにインテリアはまるで高級ヴィラのようで、幾つものベッドルームからリビングまで、息を呑むような作りになっています。
お値段はウン10億円するはずですが、これほどの快適なキャビンが付いているのならばむしろ買いかもしれません。こんな豪華な船なら、家として一生暮らしていけそうです。これには加山雄三も真っ青ですね。
ただしメガヨットの維持には莫大な費用がかかり、クルーを雇ったり停泊したりするだけで億単位のお金が飛んで行くことになるでしょう。とはいえゴーンさんは世界の日産とルノーのトップですから、(していたとしても)不正をしなくても十分に支払えたのではないでしょうか。
地中海を周遊か。現在地は?
ちなみにゴーン一家はこんなメガヨットで、イタリアなどの地中海のリゾート地をよく訪れていたそうです。
シチリア島やイビサ島など、楽園のように美しい島々が広がる地中海。多忙なゴーン氏本人が乗っていたかはともかく、贅沢すぎる休暇を過ごせたでしょうね。
ちなみに、船舶の位置情報を確認できるアプリ「FindShip」でも、ゴーン氏のSHACHOU号を見つけることができました。船は今、イタリアのピサにある造船工場に停泊中ということになっています。去年10月から、船はずっとここにあるようです。
日本の自動車業界、そして経済界に激震をもたらした今回の事件。一刻も早く真相が明かされることを願います。「SHACHOU号」というネーミングセンスには否定の声が上がっていますが、私は嫌いじゃないですね。
いかにも企業のトップとしての自負心に満ちた名前ですが、わざわざ日本語で船名をつけているところが面白いですね。
「SHACHOU号」があるなら、きっと「SHACHIKU(社畜)号」もあるのでしょうかね。
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