はじめに
こんにちは。精神科医をしている974と申します。
実は医療系クラスタでは、Twitterのネタに、「〇〇科の医師を恋人にすべき理由」みたいなものがよくあります。
今回は、精神科医との恋愛や結婚についてお話ししてみようと思います。
日々、患者さんのメンタルの問題に向き合い、心に寄り添っている精神科医。
そんな精神科医との恋愛や結婚が「オススメ」だと思う理由について、理由とともにまとめてみました。
精神科医を恋人・結婚にすべき理由6つ
①優しく話を聞いてくれる
何と言っても、第一の理由はコレ。
精神科医は、日々、心の問題を抱えている患者さんと接しています。
「辛い」「苦しい」という気持ちを抱える人たちの心に寄り添うためには、何よりも「相手の話を聞く(傾聴)」ことが大事。
精神科医にとって、まず相手の言い分を聞く「傾聴」は日常的に大事にしていることであり、精神科医の治療の大きな武器でもあります。
だからこそ、プライベートでも相手が辛い思いを抱えている時、心に寄り添って悩みを聞いてくれること間違いなしです!
②残業が少なく定時に帰ってくる
「お医者さん」の仕事はとても大変なイメージ。
激務で残業が多かったり、夜中や休日に呼び出されたり・・・。
そのイメージ通り、医師の仕事は確かに多忙です。科によっては、呼び出しや休日出勤は日常茶飯事、中には日付が変わるまで残業なんてこともザラです。
けれども精神科医に関しては、比較的時間が規則的であり、9時-17時の勤務となることが多いです。また、緊急の呼び出しはほとんどなく、休日は完全オフであることがほとんど。
つまり、男性にとってもしっかりと家庭を顧みる時間の余裕があり、休日の家族サービスもしやすい診療科だと言えます。
③包容力があって許容範囲が広い
精神科医は、精神疾患のある患者さんを相手にする仕事柄、「受け入れる力」というものがとても強いように感じます。
普段の診療において、暴言を吐かれたり、暴力を振るわれることもありますし、支離滅裂なことを言っている患者さんを相手にすることが非常に多いです。
そうしたことに慣れている精神科医は、トンデモナイことも「なるほど、そう来たか」と受け入れる力がありますし、ムキになって怒ったり反論したりする人は少ない印象です。
④お金もそこそこ稼いでくる
精神科医は、比較的体力的・時間的に余裕がある仕事ですが、お給料の方はどうなのでしょうか。
厚生労働省の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、精神科医の平均年収は数ある診療科の中で「8位」で、1230万円でした。
これは悪い数字ではありませんし、「精神保健指定医」や「精神科専門医」などの資格を取得すると、さらに給料が高くなる可能性があります。
また開業に関しても、最低限「机とイスとカルテ」があればできる診療科なので、初期費用があまりかからず、ローリスクにお金持ちを目指せる診療科でもあります。
⑤基本的に穏やか
これは上のいくつかにも重なりますが「精神科医は性格が比較的穏やか」ということは言っておきたいと思います。
これはあくまで「科のイメージ」ですが、精神科の時間の流れは比較的ゆっくりなので、精神科医も比較的ゆったりした性格の人が多い印象です。
逆に、循環器内科のような「一刻を争う」診療科では、アツくてカッコよくて、「俺様」なタイプの方が多いような気がします。(なのでモテます)。
部活によって部員のタイプが違うのと同じように、診療科によってもカラーというのがあるんですね。
⑥教育もうまくいきやすい
精神科は人間の精神や心理を扱う仕事なので、子供の教育にとっても役に立ちやすいと思います。
ADHD、知的障害などの発達障害なども精神科の領域なので、比較的詳しいです。また、精神科は心理学なども近い分野にあるため、精神科医は子供の気持ちを理解することに長けていると言えます。
子供がわがままを言ったり不機嫌になったりしても、そんなことは精神科医にとって日常茶飯事。動揺することなく、しっかりと相手をしてくれるでしょう。
子供にとっても、「まず自分の言い分を聞いてくれる」お父さんやお母さんがいることは、大きな安心材料なのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。精神科医は、その仕事柄、精神的な不調に気付きやすく、そうした人への扱いも慣れています。
だからこそ、優しく話を聞いてくれるし、しっかり定時に帰ってきて家族サービスも欠かせません。(人によります)
好みは色々あるとはいえ、配偶者や恋人にするには選択肢として十分なのではないかと思います。
精神科医の特徴6つ
①優しく話を聞いてくれる
②残業が少なく定時に帰ってくる
③包容力があって許容範囲が広い
④お金もそこそこ稼いでくる
⑤基本的に穏やか
⑥教育もうまくいきやすい