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【ベルソン合宿免許】1級学科は独学できるか否か?ド初心者がいきなり小型船舶免許1級取得に挑戦してみた話

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船舶1級取得:学科独学編

前回記事では、初心者が突然船舶免許1級に挑戦するという話を書きました。

【ベルソン合宿免許】ド初心者がいきなり船舶免許1級取得に挑戦してみた話

目次1 挑戦の経緯2 クルージングは思ったより身近3 1級を受験することに4 合宿コースのある教習所「ベルゾン」 挑戦の ...

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今回はより具体的な話をしてみます。

1級小型船舶免許取得のためには、知識や判断を問う学科試験と、実際にボートを点検・操縦する実技試験があります。

2級、1級に共通した「一般科目」は、選択肢4つから1つを選ぶ形式が50問。1級に必要な「上級科目」では、さらに14問が追加され、64問になります。

小型船舶免許の学科試験合格基準

一級試験の各科目合計は、一般科目と上級科目のそれぞれについて行います。一般科目は33問以上、上級科目は10問以上の正解が必要で、そのどちらも満たして合格となります。

出典 https://www.jmra.or.jp/license/license-examination

学科試験の問題集は、簡単に手に入ります。そして一般科目の50問の試験に関しては、いわば「過去問ゲー」。出題される問題のほとんどは問題集と同じで、合格基準はたったの33/50点。常識問題も多いため、独学でも余裕で合格できます。

教本や問題集は簡単に手に入る

しかし、厄介なのが上級科目の14問。この問題の中には、海図で船の位置や針路を計算し、答えを求める海図問題や、機関についてのより詳しい知識を求める問題が出題されます。教習所の方の話によると、14問中3問は海図の問題、2問は初見の問題が出題されるそう。合格には10点以上が必要なので、海図の問題をすべて落とすと合格は遠のいてしまいます

私が利用したベルソンの合宿免許1泊2日スペシャルチャレンジコースでは、学科は完全に独学で勉強しなければなりません。なぜなら、このコースで教えてくれるのは実技のみ。ぶっつけ本番で学科試験があるからです。

 

Image by avpteam on Pixabay

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第1の難関?海図問題

この1級の学科試験で、難所と呼ばれているのが海図の問題。この海図問題について、詳しく説明します。

用意するもの

海図問題には、練習用海図と呼ばれるものを使用します。試験や練習問題では、W150、W200という番号のついた海図を用います。

海図だけでは問題を解くことができません。海図問題を解くには、三角定規、コンパス、デバイダーを準備する必要があります。

「コンパスと三角定規?算数の問題か?」と思われるかも知れかもしれませんが、その通り。定規やコンパスを使って、海図上に作図をするわけです。

ちなみにデバイダーというのは、コンパスの両端が針になったタイプの道具。海図上では、縦のメモリ(緯度)1目盛りが1海里になります。海図問題のメインになるのは、図上に作図した航路の線の長さから実際の距離や速力を求めるという作業。これが精密に出来なければ、正解にたどり着くことができません。

三角定規やコンパスについても、百均のもので済ませばいいかというとそうではありません。

三角定規を使って海図に航路を書き込む作業では、数十センチにわたって正確で、まっすぐな線を引く必要があります。小中学生が使うような小さな三角定規では、線を何度も書き足さないとできません。コンパスも同様で、ズレのない高精度の円を描く必要があります。

合格を目指すのであれば、数千円の出費をケチらないほうが良いと私は考えます。間違えても、算数用の短い三角定規で臨んではいけません。

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難易度は?

「難関」とは言えど、海図問題が恐れるほど難しいわけではありません。出題されるのは大まかに言って3パターンしかあります。「航海の行程・距離を求める問題」、「目標物の方角から、船の現在位置を求める問題」、「潮流などを考慮して、航路や速力を求める問題」の3つです。各分野についていくつかバリエーションはありますが、過去問さえやっていれば簡単に解法を導くことができます。

ではなぜ、海図問題は「難関」と呼ばれるのでしょうか。その理由は、「高い精度が求められる」からだと思われます。

答えは選択肢から選べると言っても、それぞれの選択肢の数字はかなり似通っており、正しく作図・計算ができないと誤答を選びかねません。先ほど口うるさく「作図道具を買ったほうがいい」と言ったのはこの理由から。数ミリ、数度単位のズレすら、海図問題には命取りになるのです。

私も最初、作図に慣れていなかったため、こうした誤差によって間違った答えを出してしまうことが多々ありました。でも安心してください。1日ほどかけ、問題集に掲載されていた45問をみっちりと演習した結果、こうした間違えはほとんどなくなりました。

次の難関:機関の問題

次に厄介だなと思ったのは内燃機関に関する問題。単純な知識問題から、エンジンが故障した時のトラブルシューティングなどの知識が問われます。

Image by reverent on Pixabay

「クーラント」「オルタネーター」「キャプレター」「クランクシャフト」といった言葉がピンと来て、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの構造上の違いが当たり前のように説明できる人であれば、この分野の問題は難しくないでしょう。逆に「違い?うーん、軽油で走ること?」くらいしか言えなかった私には、結構厄介でした。いずれにせよ、数日みっちり勉強すれば十分マスターできる内容です。

結論:独学は十分可能

まだ試験に合格したわけではないのでなんとも言えませんが、できる、できないの結論から言えば「十分できる」と思います。船舶免許の問題集には解説がなく、時折つまることもありました。しかし教本や教習所のテキストを参考にしたり、最終手段としてインターネットで質問したりすることで、ほとんどの疑問は解決しました。

ただし上級科目に関しては、常識問題の多い一般科目と違って「あまり勉強しなくても受かる」試験ではないと思います。4問までしか間違えられませんから、しっかりと海図問題を正解し、残りの問題に余裕を持たせておくことがポイントです。また勉強期間として、(1日1時間やるとして)2~3週間は見込んでおくと安心です。

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