生活とは切っても切り離せない家事の代表格「洗濯」。
私は家事は嫌いではありませんが、洗濯という行為が大嫌いです。
洗濯機に服を突っ込んで洗うまでは気持ちがいいですが、そこから干すのが何より面倒。いちいち洗濯ばさみにくっつけて干したはいいものの、油断しているうちに雨が降ってきて全部パアになったり。部屋干しするにしても、部屋中洗濯モノだらけになるのは何とも邪魔臭いです。
そのせいか、洗濯機への投資は惜しまず生活してきました。一人暮らしを始めた時も、10万円以上するタテ形の洗濯乾燥機を購入しています。
出典 https://marvel.disney.co.jp/character/captainamerica.html
それは盾型や
今回は、実家に10年以上前の洗濯機があまりにもポンコツだということで、新しくドラム式の洗濯機を購入することに。
見た目はこんな感じです。
出典 http://13.112.93.235/_blog/?p=20394
それはただのドラムや
パナの旗艦モデル「NA-VX9800L」とは
ふざけるのは大概にして本題に入りましょう。
今回購入したのは、家電メーカーの雄、パナソニックが誇る洗濯機のフラッグシップモデル「NA-VX9800」です。
パナソニックのドラム式洗濯機は、NA-Vから始まる品番で、NA-VX3800,7800,8800,9800Lと数字が上がるほどハイエンドモデルになります。今回購入したのは、その頂点に君臨する9800Lというモデル。
出典 Panasonic
なんとカラータッチパネル液晶を備えた、まさに最新鋭のモデルです。カラーはノーブルシャンパン。暖かい色の照明にピッタリマッチします。
なんとこの9800L、最新のIoT(Internet on Things)機能として、自宅の無線LANに接続して遠隔での洗濯が可能という点も特徴。
スマホのアプリから、好きなタイミングで遠隔で洗濯することが出来るのです。
NA-VX9800Lの特徴
早速使ってみて、便利だと思った点をピックアップしていきます。
大容量の洗濯乾燥が短時間で可能
9800Lの大きな特徴はその容量。洗濯容量は11キロ、乾燥容量は6キロと、パナの洗濯機シリーズでは最大の容量を誇ります。
洗濯物の多い家庭でも十分対応でき、乾燥容量も大きいのは非常に助かります。
それだけの容量を持ちながら、6㎏クラスの乾燥容量を持つ洗濯機ではスピードNo.1を誇るVX9800。
実際に使っても、2時間ちょいで洗濯から乾燥まで終了するので、乾燥のハードルが下がります。(パナの縦型では4時間近くかかったりしました)
またすごいのは容量だけではありません。温水+泡状にした洗剤で洗う「温水W泡洗浄」のおかげで、ドラム式で懸念されがちの汚れ落ちの悪さも、しっかりと克服されています。
「ヒートポンプ乾燥」は革新的な装備
パナのドラム式洗濯乾燥機の特徴は、「ヒートポンプ乾燥」。
これはヒーターで温めた100℃近い熱風を当てる従来の乾燥と異なり、除湿器のようなスタイルで低温(65℃)の風を当てる乾燥方式。
乾燥機といえば、うっかりデリケートな衣服を入れてボコボコにされてしまい、傷んでしまうという苦い経験がありました。
でもこのヒートポンプ乾燥では、そういったことが格段に減ると期待できます。
また、低温の空気で済むわけですから、電気代も年間2万円近く節約できるということだそうです。
しかも高温にならないので、乾燥を途中でやめてもすぐにドアを開けることが出来ます。
以前の乾燥機なら「あっ、乾燥しちゃダメな服を入れてた」となったときに、冷却だけで10分くらい待つことがありました。
しかし9800Lなら、ものの5秒でロックが解除され、途中でも入れなおしたり、取り出したり出来ます。
「ふんわりジェット乾燥」でシワ知らず
しかも9800Lに搭載された「ふんわりジェット乾燥」では、大風量を当てることで衣服を槽の中で動かし、シワを抑える仕組みが。
以前の縦型モデルでは、ワイシャツやチノパンは乾燥してもチリヂリになり、とてもアイロンなしでは着れない状況に。
でも9800Lの乾燥では、ワイシャツなどもあまりしわが寄らず、「十分着れるかな」というレベルに仕上がります。
もちろんバスタオルなどはふわふわに仕上がるので、非常に使い心地が良いです。
化繊60分コースはインナーやスポーツ着が一瞬で仕上がる
しかもこの9800Lには「化繊60分コース」というものがあり、インナーや体操着を60分で洗濯・乾燥することができます。
ジム通いをしている方や、インナーが足りなくなった時、すぐに着れるようにできるのは便利ですね。
「洗剤・柔軟剤自動投入」は手間が激減! 手放せない機能に
パナの最新鋭ドラムの最大の特徴と言っていいのがこれ。
洗剤や柔軟剤を洗濯機内のストレージに大量貯蔵し、洗濯のたびに自動で必要量を計算して投入してくれる機能です。
この機能のおかげで、いちいち洗濯のたびにキャップで測って投入したりする手間がなくなり、こぼしてしまったりするミスも無くなりました。
詰め替え用の中身をまるごと突っ込んでおけば、無くなるまでスタートボタンを押すだけでだけでいいので、そもそも脱衣所に洗剤ボトルを置く必要さえなくなりました。
投入する洗剤の量は、もちろん手動でも調整が可能
スポンサーリンク
IoT化の波は洗濯機まで?注目機能「スマホで洗濯」を試す
今回、VXシリーズでは9800Lシリーズのみに搭載された「スマホで洗濯」機能は、インターネットに洗濯機を接続して遠隔操作という時代の先端を行く機能。
出かける前に「遠隔」のスイッチを押しておけば、スマホのアプリから、洗濯を予約したり状況をチェックすることができます。
ただ正直、わざわざ遠隔機能を使わなくても、帰ってくる予定の時間に家で予約しておけば済む話ではあるので、そこまで飛躍的に便利とは思いませんでした。
スマホで洗濯状況を把握できる
NA-VX9800Lのデメリットは?
さて、良いところばかり書きましたが、デメリットはあるのでしょうか。
あまりあげる点は見つからないのですが、強いて言えばこれらの点です。
乾燥フィルターを毎回掃除しなければいけない
毎回結構な量の糸くずが出てしまうので、乾燥のたびにフィルターの掃除は必須です。
掃除機かティッシュでサッと取れるので、手間ではありませんが、やや面倒です。
価格が高い
洗濯機のフラッグシップモデルだけあり、値段はかなり高額。私が購入を検討していた時は20万後半ほどで、少し値引きは出来ましたが、かなりの出費でした。
洗濯機の進化の最終形?NA-VX9800Lを購入しての感想
さて、半年ほど使用しての感想を書いてみようと思います。
洗濯嫌いな私は、私は以前からパナの縦型洗濯乾燥機を使用していました。
使用していた当時、タオルやインナー類を勝手に洗ってふわふわに乾かしてくれるという機能に感銘を受けました。しかし、やはりデリケートな衣類やズボン・ワイシャツなどは乾燥には向かず、結局外や部屋に干すという手間が掛かっていました。
しかし今回の9800Lの出現によって、
- 洗濯開始→ポチっとボタン押すだけ
- 夜に脱いだ衣類を放り込んで寝る前にボタンを押せば、朝起きたら着れる状態に
- 高級なニットなど、デリケートな衣類だけは普通に干すか、クリーニングに出す
というほぼ完全なまでのオートメーション化が実現しました。
天気を気にする必要もなく、洗濯が終わる時間に追われて生活することも無くなりました。
そもそも、寝る前に入れた洗濯が朝仕上がっているので、極端な話私服とパジャマが一着ずつあれば生活できそうです。
値段は高いですが、この洗濯機によってかなりの時短ができることを考えると、十分にその価値はあると思います。
現在は、後継モデルの9900が登場しているので、型落ちの9800はお買い得になってチャンスかもしれませんね。