2020箱根駅伝について
お正月の風物詩といえば、箱根駅伝。2020年で96回目を数えるこの大会は、戦前より続く陸上の一大イベントです。
今回大会のコースについて
さて、駅伝観戦はテレビでされる方も多いと思いますが、実際に沿道に出向き、選手たちを応援するのも臨場感があります。
その為には、おおよその通過時間とコースを知っておくと、いつどこに見に行けばよいのかわかり便利です。
この記事では、そんな箱根駅伝の往路・復路のコースと、特徴、各地点の通過予想時刻をまとめました。
往路
1区 (21.3キロ)読売新聞東京本社前~鶴見中継所
注目を浴びるスタート区間。スピードと駆け引きが勝負
日本中の注目を浴びるスタート区間。平坦なシティロードが続くため、例年ハイスピードなレース展開が続きます。
様々な予想や思惑が飛び交う中、集団を抜け出す駆け引きが重要です。ハツ山橋・六郷橋のポイントでは順位の変動に注目。
区間記録 1時間1分06秒 佐藤悠基(東海大) 第83回大会
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各ポイントの通過時間(予想)
08:00 スタート
08:09 芝郵便局交差点
08:43 東蒲田2丁目交差点
09:01 鶴見中継所
2区 (23.1キロ)鶴見中継所~戸塚中継所
各校のエースが覇を競う「花の2区」
かつては箱根駅伝の最長区間であり、各校のエースが集い、ごぼう抜きが繰り広げられることもある華やかな区間。
東海道の難所、権田坂の上りと、ゴール直前に待ち構える「戸塚の壁」と呼ばれる3キロの上りがカギになります。
外国人留学生の圧倒的な走りにも注目。
区間記録 1時間06分04秒 M.J.モグス(山梨学院大) 第85回大会
各ポイントの通過時間(予想)
09:09 大黒町入口交差点
09:29 西区役所入り口交差点
09:58 横浜新道合流点
10:08 戸塚中継所
3区 (21.4キロ)戸塚中継所~平塚中継所
美しく、過酷な自然に立ち向かう
右に富士山、左に相模湾を望む風光明媚なコース。しかし海からの風と、昇ってきた太陽が選手の体力を奪い、苦しめます。
スタミナとペース配分に注意し、2区のエースから良い流れで襷を繋げるかが重要です。
区間記録 森田 歩希(青山学院大) 1時間01分26秒 第95回大会
各ポイントの通過時間(予想)
10:11 吹き坂バス停
10:24 藤沢橋
10:52 しゃぶ菜茅ヶ崎中海岸店
11:11 平塚中継所
4区 (20.9キロ)平塚中継所~小田原中継所
アップダウンを伴う平地の最短区間。ペースを保てるか
短い区間ながらも、アップダウンや橋が連続し、ペースをつかみにくい複雑な区間。山登り区間へ向け、良いペースをキープして勢いをつかめるかがポイント。
区間記録 1時間00分54秒 相澤 晃(東洋大) 第95回大会
各ポイントの通過時間(予想)
11:14 国道134号合流地点
11:25 大磯警察署
11:55 連歌橋交差点
12:13 小田原中継所
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5区 (20.8キロ)小田原中継所~箱根・芦ノ湖
山のエキスパートが集う「箱根登山」
車のエンジンが唸るような急坂とうねる道が続く難所。各校の上りのエキスパートがしのぎを削ります。この区間では、上位以下の順位変動も激しくなり、圧倒的な走りを見せつけて「山の神」と呼ばれる選手もいます。手に汗握る展開が待ち受けています。
区間記録 1時間10分54秒 浦野 雄平(國學院大學) 第95回大会
各ポイントの通過時間(予想)
12:24 箱根湯本駅
12:40 大平台バス停
12:53 小涌園前
13:25 芦ノ湖ゴール地点
復路
6区 (20.8キロ)箱根・芦ノ湖~小田原中継所
足に負担のかかる下り坂。スピードに乗れるかが勝負。
芦ノ湖から箱根湯本まで、長い下り坂とカーブが続く区間。選手の足に大きな負担がかかる下りではありますが、下りのスピードに乗れば平地のタイム以上の勢いに乗ることが出来るのも特徴。長い下りの後、ゴール手前の平地は登り坂のように感じられ、選手たちを苦しめます。
区間記録 57分57秒 小野田 勇次(青山学院大) 第95回大会
各ポイントの通過時間(予想)
08:00 スタート
08:27 小涌園前
08:37 宮ノ下駅
08:49 箱根湯本駅
08:58 小田原中継所
7区 (21.3キロ)小田原中継所~平塚中継所
気温上昇に注意。レースの行方を決める7区
前半は山の寒気、後半は日差し。もっとも気温の変化が激しい区間。走りやすい区間ではありますが、細かいアップダウンにペースを保てるかが重要になります。
区間記録 1時間04分05秒 古田哲弘(山梨学院大) 第73回大会
各ポイントの通過時間(予想)
09:07 小田原市民会館前
09:28 前川バス停
09:43 槙ノ木交差点
10:01 平塚中継所
8区 (21.4キロ)平塚中継所~戸塚中継所
追い風と坂が体力を奪う要所
徐々に気温が上がってくる時間帯。日差しが照り付ける中、15キロ地点に訪れる「遊行寺の坂」は箱根屈指の難所。追い風が吹き、走る選手たちにとっては無風の中を走るため、脱水症状にも注意が必要です。
区間記録 1時間03分49秒 小松 陽平(東海大学) 第95回大会
各ポイントの通過時間(予想)
10:10 高浜台交差点
10:31 常盤町交差点
10:46 南仲通りバス停
11:05 戸塚中継所
9区 (23.1キロ)戸塚中継所~鶴見中継所
シード権争いが白熱!「裏のエース区間」
「花の2区」の復路、9区は、「裏の2区」とも呼ばれる影のエース区間です。ゴールが近づくにつれ、優勝争いやシード権を巡る競争が一段と激しくなる重要なポイントです。
区間記録 1時間08分59秒 松瀬元太(順天堂大) 第83回大会
各ポイントの通過時間(予想)
11:14 横浜新道分岐点
11:35 東伸橋交差点
11:51 金港橋交差点
12:17 鶴見中継所
10区 (23.0キロ)鶴見中継所~読売新聞東京本社前
襷を胸にいよいよゴールへ。注目のアンカー区間
ゴール目前。監督から信頼を受けたアンカー達が、最終目的地・大手町を目指して大都会を疾走します。シード権争いは例年、ゴール直前までもつれるため、最後まで目が離せません。
区間記録 1時間1分06秒 佐藤悠基(東海大) 第83回大会
各ポイントの通過時間(予想)
12:26 六郷橋
12:47 南大井歩道橋
13:24 日本橋
13:27 ゴール
おわりに
いかがでしたでしょうか。
毎年、お正月のお茶の間に熱いドラマを呼ぶ箱根駅伝。今年も、大学トップランナーたちの活躍から目が離せません。
テレビで見るのも面白いですが、実際に生で観戦するのも迫力満点です。ぜひ、沿道で声援を送ってみて下さいね。
以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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