自宅スマート化計画
以前の記事で、Amazon Alexa搭載のスマートスピーカ「Echo Dot」とスマートリモコン「Nature Remo」で自宅をスマートホーム化したという記事を書きました。
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【近未来】Amazon Alexa搭載のスマートスピーカー「Echo dot」を導入して自宅をスマートホーム化する
お久しぶりです。 試験が近づき、更新が滞っておりました。 今回購入したデバイスたちはこちら。 アマゾンのスマートスピーカ ...
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そんなスマートホームシステムを導入して1か月ほど経過したので、生活で変わったこと、便利だと思ったことを書いていきたいと思います。
Amazon Alexa搭載スマートスピーカー「Echo Dot」
音声アシスタント「Alexa」を搭載したAmazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズ。私が購入したのは、その最廉価モデル「Echo Dot」。
Echoは、アシスタントのアレクサを通して、ニュースや天気などを聞いたり、家電を操作したり、買い物まで出来てしまうというスグレモノ。
後述のスマートリモコンやタップなどを組み合わせると可能性は無限大。まさに、スマートホームの中枢を司るデバイスです。
スマートリモコン「Nature Remo」
こちらはスマートリモコン・スマートハブと呼ばれるデバイス。
「IoTによるスマートホームを構築したい」とは言っても、現時点でネットワークに接続できるデバイスは多くはありません。
そんな時に役に立つのがこちらの機器。
Wi-Fi接続機能を備えた最新鋭の家電でなくても、ネットワークから機器の操作が出来るようになるというスグレモノ。
その仕組みはというと、「Remo」にリモコンなどの赤外線を登録させ、ネットワークから操作を受けるとそれに応じた赤外線を発信し、家電を動かすというもの。
旧型のテレビでもエアコンでも、リモコンの信号さえ記憶させればこっちのものです。
「Nature Remo」のスマートホームスキルを導入することで、簡単にアレクサから音声操作することも出来ます。
この製品を発売しているのは、ハーバードMBA出身の日本人起業家が、アメリカで立ち上げたという「Nature.Inc」という企業。
シンプルなデザインの中に備わる機能美は、Apple製品のコンセプトを彷彿とさせるものがあります。
TECKIN スマートプラグ
「スマートリモコンで操作するから大丈夫!」と言っても、リモコンが無い機器もあります。
例えば加湿器やランプなど、赤外線リモコンが無い機器を制御するにはどうしたらよいのでしょうか。
その答えとなるのが、「スマートプラグ」というデバイス。こちらはネットワークに接続した「電源タップ」です。
タップのスイッチをオンにすれば電流が流れるようになるので、ライトやヒーターなど、オン・オフで制御できるデバイスにはこちらを使います。
逆にタップを一度オフにして、再度オンにして自動的に再始動できない機器には不向きだといえます。
アレクサを通じてできること
天気やニュース、アラームなど、音声アシスタントとして
アレクサは、アップルの音声AI「Siri」やMicrosoftの「Cortana」と同じような音声アシスタント。
その特性上、天気やニュースを訪ねたり、予定を教えてくれたり、アラームを設定したりすることができます。
例えば「アレクサ、ニュースを教えて」と話しかけると、設定した「スキル」からニュースを読みあげてもらうことが出来ます。
この「スキル」とはアレクサの「拡張機能」のようなもので、英語のニュースや各社のニュースなど、好みに応じたニュースの設定が出来ます。
「スキル」はニュース以外にも無数にあり、音声で「SALVATORE CUOMO」のピザを注文できるスキルや、百人一首を読み上げてくれるスキル(かるた大会でもしない限り使わなそう)、カラオケが出来るジョイサウンドのスキルなど、日々更新されています。
「おススメのイタリアンを教えて」といった質問をすると、近くのレストランの情報を教えてくれたりもします。
音楽を流せる
大事なことを忘れていました。Echoはあくまでスピーカーなので、音楽を流すことが出来ます。
音源はPrime MusicやSpotifyなどから取得しますが、米国ではApple Musicとの連携も始まったようで、日本でも対応するのではないかと予想されます。
「元気が出る曲をかけて」と話しかけるとアップテンポな曲を流してくれますし、「お経を流して」と言うと淡々と般若心経を読み上げてくれたりします。
私も勉強でメンタルが参ったときはアレクサにお経を読んでもらい、線香を炊いてよく瞑想していました。
ちなみに「Echo Dot」の音質はそこまでよくありませんが、お手持ちのBluetoothスピーカーとの接続も声一つで簡単。
私は常時「Bose Soundlink Revolve+」と接続して音楽を聴いています。
アマゾンで買い物もできる
驚いたのが、アレクサを通じてアマゾンで買い物が出来るということ。
「アレクサ、〇〇を買いたい」と話しかけると、アマゾンのラインナップから主要なものを読み上げてくれ、声一つで買い物を完了できます。
正直言って「そのくらい自分でやれよ」という感じはありますが、簡単な買い物なら十分実用的。
烏龍茶のストックが無くなったので「アレクサ、黒ウーロン茶買って」と頼んで、翌日に早速届いたときは感動しました。
家電の操作が出来る
私が一番重宝しているのはこの機能。
「Nature Remo」などのスマートハブや「スマートタップ」と連携することで、自宅の電気からテレビ、エアコンなど、本当にありとあらゆる機器を制御することが出来ます。
例えばテレビは「NHKつけて」「音量下げて」と言えば自動で操作してくれますし、上手く工夫することで入力切替したりといった複雑な操作も可能になりました。
そのおかげか、最近はリモコンを手に取ることがほとんどなくなりました。
寒いときは「暖房の温度上げて」「ヒーター付けて」と言えば暖房機器を操作できますし、デスクに張り付いて勉強している時は特に重宝しました。
マイ「定型アクション」を作れる
私が感銘を受けたのは、「定型アクション」という機能。
これは言葉通り、「決まった形のアクションを実行する」という機能です。
映画「バックトゥーザーフューチャー」を見た方は、目覚まし時計が鳴るとともにオートメーション化された装置が働き、テレビがついてトーストが焼かれ、というシーンを覚えているでしょうか。
「定型アクション」は特定のキーワードで話しかけることで、あらかじめ指定したアクションを実行してくれる機能。
例えば、「アレクサ、起きたよ」と一言話しかけると、ベール・ギュントの「朝」を再生させ、部屋の電気を点け、エアコンをオンにし、その後に朝のニュースと天気を読み上げる…といったことが可能になります。
まさにバックトゥザフューチャーの冒頭のように、声をトリガーにして一連の作業を実行することが出来るのです。
「いってきます」と話しかけると電気や家電を一斉にシャットダウンしてくれるので、電気を消し忘れることも無くなりました。
もちろん一連の作業でなくても、特定の文を読み上げたりといった操作も可能。
ちなみに私のアレクサに「王様の命令は?」と聞くと、「王様の命令は、ぜった~い!」とご機嫌な声で返してくれます。
変わったこと
音声で情報を収集したり家電を操作できることは、絶対に必要かと言われればそうではありません。
家電のリモコンで操作すればいい話ですし、買い物だってスマホを手に取れば簡単な時代です。
けれども声だけで家のあらゆることを操作でき、外出中の遠隔地からも操作できるというのは斬新で、慣れてくると非常に便利だな、と感じます。
最近は家電のスイッチを実際に操作することが無くなりましたし、ほとんどのデバイスのオン・オフは声だけで完結してしまうんです。
私はまだ導入していませんが、自宅の鍵をネットワーク上で操作できる「スマートロック」というデバイスも最近、脚光を浴びています。
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家電だけでなく、鍵まで。
暮らしに関わるあらゆるデバイスがネットワークに接続され、簡単に操作できるという時代は、SF映画の世界ではなく、もう当たり前の現実になりつつあるんだな、と感じます。
スマートホーム化、おすすめです。