この記事について
ブログのアクセスアップのために欠かせない、SEO対策。ブロガーとしての経験と有名ブログの研究から編み出した、検索上位に食い込むヒット記事の書き方をマニュアル化してみました。
はじめに
当サイト「TOKYO STORY」を開設してからはや1年が経ちました。
もともと、ただの暇つぶしとしてはじめたこのブログ。
はじめは誰一人として読んでくれる人がおらず、ネットの真空に向かって一人で語り続けているような時期が何か月も続きました。
しかし、何とか1年間細々と続けたお陰で、今では記事数は150を数えます。結果として、毎月万単位のユーザー数を集めることが出来るようになりました。
とはいっても、まだまだブログとしては初心者レベルで、有名ブログなどと比べると何十分の一、何百分の一の規模。
とてもじゃないけど、成功したブログとは言えません。
「どうしたら、記事のアクセスを増やし、サイトをもう一回り成長させられるのか?」
そんな疑問から、100万PVを超えるような有名ブログを分析してみたり、ブログのハウツー本を読み漁ったりと、研究を重ねてみました。
そして、たどり着いた結論があります。
それは、「愛」が大切だということ。
SEO対策やアクセスアップの手法など、巷で無数の情報が溢れている中で、すべての本質は、記事を読んでくれるユーザーへの「愛」に尽きるということがわかりました。
「愛」がある記事とは何なのか。私のブロガーとしての成功・失敗体験も交えつつ、ヒットする記事の具体的な書き方をマニュアル形式で説明していきます。
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ブログ執筆の基本
ユーザー第一で
ブログのアクセスを増やす上で、何よりも重要なのが検索エンジンで上位に表示されること。多くのブログは、検索流入から大多数のユーザーを集めています。
世界最大の検索エンジン、Googleは、企業としてのフィロソフィーをまとめた「Google が掲げる 10 の事実」というページの一番最初にこう発表しています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
人がブログを書く目的は様々です。「お金を稼ぎたい」「いろんな人に読んでもらいたい」「楽しいから」。その目的は何であろうと構いません。
けれども、あなたの欲求のため、金稼ぎの為に書く記事など、他の人にとっては読みたくありません。みんな、いろんなことで忙しいんです。
ユーザーは、「あれが知りたい」、「これを解決したい」といった「何らかの悩み」を抱えて検索に文字を打ち込みます。ユーザが検索するのは、何ものんびりPCに向かっているときだけではありません。
満員電車の中、歩きながら、トイレの中。
しまいには「なんで調べてないの!早く調べなさいよ!」と怖い奥さんに怒鳴られながら、慌ててスマホで検索している人もいるかもしれません。
Googleの哲学が語っているように、多忙で多彩なユーザーの欲求を適切に満たしてあげることが、「読まれるサイト」の絶対条件。
他のあらゆるビジネスと同じで、「情けは人の為ならず」。アクセスを集めたいならば、まずは読者を幸せにするような、「愛のある」記事を書くことが重要です。
ブログの鉄則:自己満足の記事は誰にも読まれない!読者を幸せにする記事を書こう。
テーマとキーワードを選ぶ
需要のあるテーマ探し
ブログ記事を書く上で最初に決めるのが、記事のテーマ。どんな記事を書くかはあなたの自由です。
しかし、ここではテーマ選びも重要なポイントの一つ。読者を幸せにする記事を書くためには、まず「読まれうる記事を書く」というのが大前提なのです。
果たして、どういうことでしょうか。
例えば「車」をテーマにした記事を書く場合の話をします。
「車検」「中古車」といったビッグなキーワードを攻めるのは良いですが、そうしたビッグキーワードには大企業サイトなどの強敵が血で血を洗う争いを重ねています。
そんな血の海で個人ブログの記事を一生懸命書いても、検索下位に埋もれていては誰の役にも立ちません。
逆もしかりで、誰も読んでくれないようなトピックを選んで上位表示されても、誰も検索する人がいなければ意味がありませんね。
ブログ運営における愛とは、読者のニーズを満たす記事を書き、それを読者に届けること。「読者のニーズを満たせなかった」「いい記事を書いても、検索で圏外だった」。どんな理由であれ、ユーザーの需要を満たすことが出来なければ、その記事はただの自己満足で終わってしまいます。
一方的な片思いのラブレターほど、無意味なものはありません。しっかりとあなたの気持ちが相手に届き、相手を幸せにしてこそ、はじめてあなたの記事が役に立ったと言えるのです。
だからこそ、ユーザーの需要をしっかり把握し、なおかつそのトピックで勝ち目があるかを見極める作業は不可欠。この作業を行うことで、ヒット記事を生み出せる確率が格段にアップします。
記事のテーマを選ぶ際には、「誰かの役に立ちそうか」「勝算はあるか」といった前提条件を確認!
ワードを打ち込んでみる
「需要を満たす記事を書く」ことが大事だと説明しましたが、そもそも読者の需要を知るにはどうしたらいいのでしょうか。
まず、テーマを決めたら検索エンジンにそのキーワードを打ち込んでみましょう。オートサジェスト機能で、様々な関連キーワードが出てくるはずです。
実際に検索されているワードこそが、検索しているユーザーたちの需要そのもの。それを把握することで、ニーズを満たす記事を書く参考になります。
「中古車」単体では強豪に歯が立たなくても、「中古車 〇〇」といった市場の小さい関連キーワードでは勝算があるかもしれません。後で述べますが、個人ブログの醍醐味はそうした辺縁キーワードにあると思っています。
キーワードを選定する際には、キーワードツールを使って関連キーワードを探索したり、実際にキーワードを打ち込んで結果を確認してみましょう。そしてそのキーワードに沿って記事を書いていけば、ユーザーの需要に答えることが出来ます。
要するに、記事を書く前に、まずは市場のニーズとライバルを調査することが鉄則だということです。
また余談ですが、例えば医療や健康分野では個人ブログが上位表示されなくなるなどしており(健康アップデート)、参入する分野には注意が必要です。
ブログを書くこと=人が望んでいることを考えて、それを先回りすること!
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「自分の経験」は最高のネタ
「ユーザーのニーズを満たせ」「検索ツールをうまく使いこなせ」。偉そうに書きましたが、実は他人が何を考えているかなど、私たちには知る由もないんです。いろんな工夫を凝らしてそれに近づくことはできても、完璧な答えなど出せるはずがありません。
けれども、一つだけ「読者の需要」を知る方法があります。その方法は、自分が身をもって体験すること。つまり、自分が「読者」と同じ立場になることです。
たとえば、突然あなたのiPhoneが起動しなくなり、対処法に困ったとします。Appleに電話をしたところ、「5分間電源を切って、再起動するように」と指示され、その通りにしたところ無事、起動しました。
「iPhoneが突然起動しなくなった。どうしたらいい?」実はこの疑問こそ、読者の需要そのもの。
備忘録がてらにでも、「5分間待って再起動したら直った」という経験をブログに綴ることで、あなたは今後、同じ悩みを持った読者の需要を満たし続けることが出来るのです。
あなたが困ったことは、今後、誰かも同じように困る人がいるということ。自分の経験をネタにして記事を書くことは、ブログ運営において非常に有効な技術です。
記事の構成
それでは、テーマも決まり、記事を書いていくとします。
そこで重要になるのが、記事の構成。物語に起承転結があるように、どんなブログの記事でも、大きな骨組みは欠かせません。
ブログに限らず、あらゆる文章に共通する骨組み。それは、導入・本文・結論の三部構成です。
わかりやすいブログの構成
- 導入
- 本文
- 結論
導入
あなたの記事を読む人は、検索エンジンやSNSなどからあなたのページにやってきます。リンクをクリックして記事を訪れた時が、読者とあなたとの初対面です。
映画を見る時、予告編やあらすじを見て「面白そうだな」と思ってから映画館に行きますよね。
ブログもそれと同じ。読者は最初の部分で「この記事は自分のニーズを満たしてくれるか」「疑問の答えは載っているのか」を判断しています。
導入部分で、まずは悩みや疑問を提示して読者に共感してもらい、簡単にあらすじや結論を説明することで、読者がその記事を最後まで読み進めてくれるようになるはずです。
あらすじ紹介も予告編もない映画をいきなり見せられても、正直言って不安ですよね。
効果的なイントロの例(例:中古車のトラブル)
車をお得に買いたいとき、中古車は安くて魅力的ですよね【共感】。でも、中古車にありがちなトラブルやアフターサービスの問題は不安です。お得に良い中古車を買うにはどうしたら良いのでしょうか?【問題提示】
この記事では、中古車で多いトラブルの例や車の見極め方、安心な中古車販売店の選び方を紹介していきます。【あらすじ】
目次
・中古車のトラブル例
・トラブルの少ない中古車の見分け方
・信頼できる販売店はどこ?
いかがでしょうか。このようにイントロがしっかりと作られていると、最初の数行を読んだだけで記事の内容がわかって便利ですよね。
ちなみに余談ですが、小説などでは、最初の導入部分で「謎」を提示し、物語の進行とともに謎が解けていくという構成が取られることが多いです。
ミステリー小説の冒頭でいきなり「人が殺された…犯人は…コイツだッ!」ってなっても困りますからね。捨てます、いりませんそんな本。
けれどもブログにおいては、最初に結論を提示した方が一般的に無難でしょう。
「芸能人〇〇の彼女はいる?」という記事で、最後の最後まで答えが出てこなかったらイライラしますもんね。「もったいぶらんで早よ言わんかい!」てなります。
内容
導入が終われば、いよいよ本題に入ります。
この部分の書き方に関しては、後ほど詳しく説明していきます。
結論
本題が終わったら、必ず結論のまとめを書きましょう。
ユーザーの為に充実した記事を書くのは結構ですが、長い記事をつらつらと読んでいると、結局「何が言いたかったんだっけ?」となってしまうことがあります。
そこで、情報をいったん整理して、「Take home message」を提供してあげることで、伝えたいことが明確になり、ユーザの満足度が高まるのです。
また、反復は情報を印象付けるという意味でも効果的。
学生時代、よく授業の後に確認の小テストがあったように、情報を反復して確認することで、情報の定着度がいっそう増すんですよね。
読まれる本文の作り方
さていよいよ、先ほど飛ばした、読まれる本文の書き方に入っていきます。
「中学生に授業するつもり」で書け?
僕が1年間の経験とブログ分析で学んだ、アクセスアップの秘訣。それは、「中学生に授業をするつもりで記事を書く」ということです。
中学生の頃の自分を思い出してください。成長期・思春期真っ盛りで、エネルギーに溢れている年頃。
授業中といえば、好きな子の横顔をこっそり眺めたり、机の中で隠れてゲームしたり、部活の大会のことで頭が一杯だったり…。
教壇で先生が一生懸命授業をしていても、まるで頭に入ってきません。
検索でやってくるユーザーもそれと同じです。歩いている途中だったり、電車で移動中だったり。ユーザーは常に多忙でいろんなことに追われています。
「つまらない記事」「読むに値しない記事」だと判断すれば、読者はすぐに離脱してしまうのです。
ブログを書くことは、「まったく落ち着きのない中学生に授業をすること」だと思ってください。生徒(=ユーザー)を飽きさせず、必要なことをしっかり教える為に、先生としてできる限りの工夫をすること。
それが、SEO対策の本質だと胸を張って言えます。
ユーザーは多忙ですぐに離脱する!飽きさせない工夫をする。
具体的には何をしたらいい?
じゃあ、どうしたら読者を飽きさせず、読まれる記事を書けるのか。どうすれば中学生を飽きさせずに教えられるかを考えれば、答えは自然と出てくるはずです。
読みやすく、理解しやすい文章
誰が何と言おうと、ブログ記事のメインコンテンツは文章。記事にとって一番大事な部分です。
文章の上手い下手、文体の雰囲気は人それぞれですが、何よりもまず「ユーザーの事を考えた、シンプルでわかりやすい文章」を書きましょう。
余りに硬すぎる文体では読者は嫌になってしまいますし、「オッス!」みたいな感じで、あまりにくだけすぎた文章も嫌われます。
文章を書くのに慣れていないという方は、まずは自分なりに書いてみることが大切。初めから完璧な文章を書ける人などこの世にはおらず、すべては経験によって磨かれていくものです。
人気ブロガーの文章をたくさん読んで吸収したり、本を書き写す「写本」をすることも効果的です。
文章は書けば書くほど磨かれる!とにかく書くことが大事。シンプルで分かりやすい文章こそ正義。
実経験を語る
わかりやすい記事を書くにあたって生かしたいのが、率直な感想や実体験といった個人ブログならではの強み。
私が中学生の時の保健体育の授業で、先生が突然過去の体験談を語り始めたことがありました。
どんな内容だったかはAdsenseのポリシー違反になるのでご想像にお任せしますが、それまで睡魔に襲われていた生徒たちは突然沸騰したような熱気に包まれ、皆興味深々で聞き入っていたのを覚えています。
この時、実体験とはすごいものだと感心しました。
ブログを書くにあたって、買ったガジェットの性能や行った場所の情報など、客観的な説明を記事に書くのは大切なのですが、それだけなら企業などのサイトで十分だし信ぴょう性も高いですよね。
けれども個人の実体験や感想というものは、企業のサイトにも教科書にも載っていない貴重な情報。ブログに綴られる体験は、他にはないオンリーワンの情報なのです。
「これを買って生活がこう変わった」「ここはダメだった」など、実体験を通して感じた率直で個人的な感想を紹介することで、読者にとって面白く、価値のあるサイトになるはずです。
実体験や感想を綴る!個人ブログの強みを最大限に生かす。
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レイアウトにも工夫を
「中学生」であるユーザーに飽きさせないためには、記事のデザインやレイアウトにも工夫が必要です。
優等生の美しいノートのように、重要な所には適切に赤文字や枠線を使ってみたり、箇条書きや表でまとめを作ってみるのもいいでしょう。
自分が読む立場になったとき、どんな記事だったら読みやすいでしょうか。
要点がうまくまとまっていて、かつ一目で見て分かるくらい、わかりやすく整理されている記事がいいですよね。
その工夫こそが、私の言うユーザーへの「愛」なのです。
画像・イラストを活用する
百聞は一見に如かず
ブログ記事において、文章と同じレベルで重要な要素。それは「画像やイラスト」です。
文章の表現力は無限大ですが、文章だけではどうしても伝わらないこともあります。美しい景色を伝えたいとき、複雑な構造を説明したいとき。
画像やイラストは「百聞は一見に如かず」の表現力を持つ大きな武器になります。
特に、記事の冒頭にくるアイキャッチ画像は記事の顔となる画像。目を引く美しいアイキャッチ画像を用意することで、記事の離脱率を下げ、ソーシャルメディアでのクリック率を上げることもできます。
私が心惹かれたのが、伝説のブロガー堀口正剛さんのガジェットブログ「monograph」。
個人ブログとは思えない、圧倒的なガジェット写真の美しさを誇るこのサイト。眺めているだけでも楽しいです。
参考サイト2017年monographの鞄の中身
自分でオリジナルの写真を用意できないときは、Instagramの埋め込み画像やフリー画像サイトを活用しましょう。
ビデオ埋め込みもSEOに有用?
SEOの滞在時間対策として、Youtubeなどの動画を埋め込むテクニックが知られています。
埋め込んだ動画を見てもらうことで、少しでも長くサイトに滞在してもらおうという魂胆です。
しかし、小手先のテクニックはともかく、「どうしたら読者に分かってもらえるか」を考えましょう。
中学生の授業で、時々先生が学習用のビデオを見せることってありましたよね。
それと同じように、記事を「より分かりやすく」するために動画を使うことを考えれば、動画を使うというSEOのテクニックもしっくりくるはずです。
愛着のわくキャラ・プロフィールを作る
人気ブログにおいて、多用されているのが「アイコンとなるキャラクター」です。
中学の時の英語教科書を思い出してみると、可愛らしいキャラクターがいて吹き出しで説明していたり、イラストが多用されていました。
これも読者を退屈させない工夫で、キャラクターを登場させることで記事が華やかになり、吹き出しをうまく使うことでリズムが生まれます。
超人気ブロガー、クロネコ屋さんのブログにも、可愛らしいネコのキャラクターがアイコンとして使われていますね。
参考サイトクロネのブログ講座
また、同じくクロネさんが言っているのが、「プロフィール記事を充実させる」ということ。「どんな人が書いたのか」というのは思っているより大事です。
この前、友達に勧められてある医学書を買ったのですが、まったく著者の経歴が書いておらず、「そもそもコイツは医者なのか?」と不安に思ったことがありました。
医者かどうかも分からない、まったくの匿名の人が書いた教科書より、「著者がどの医学部を卒業して、どういうキャリアを積んできたか」がはっきりした本の方が遥かに信頼できますよね。
ブログも同じで、筆者に親近感と信頼を持てるようなプロフィールを作ることで、ブログ全体の価値をアップさせたり、読者にブログを覚えてもらうことが出来ます。
親しみを持てる「ブログの顔」を作る!
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執筆後の作業
さて、無事に記事が完成したとします。けれどもブログ執筆はそこで終わりではありません。
記事を読み返す
出来上がった記事は、必ず公開する前にもう一度読み返してみましょう。
人間は必ずミスをする生き物です。誤字、脱字、文法的な誤り。読み返してみると、必ずミスや読みにくい文章、内容の過不足があることに気が付くはずです。
また、スマートフォンのレイアウトでも記事を見直しましょう。執筆したPC環境では読みやすくても、小さいスマホで読んでみると改行のタイミングが悪く、文章が画面を埋め尽くすような読みにくい文章になっていることもよくあります。
あなたがネットで目的の記事を見つけた時、その文章が誤字脱字だらけで、読みにくい文章だったらどう思うでしょうか。
きっと「こんな記事読みたくない!」そう思うはずです。
そう思われてしまう記事は、ユーザーへの愛に欠けています。
記事を書いた後に確認する作業は、自分の記事をユーザー目線で客観的に見直し、ユーザーに役立ちやすくするための超絶重要な作業なのです。
リライトする
さて、無事に記事を書いて公開し、順調にアクセスが増えていったとします。
その後も、まだ執筆作業は終わっていません。まったく変化することのない情報ならともかく、多くの情報は刻一刻と変わっていきます。
お店の営業時間変更やガジェットの新製品発売、外部リンクのリンク切れなど、かつて書いた記事の内容が時代遅れになってしまうことは多々あります。
自分がユーザーだったとして、読んだブログの記事が間違っていたらどうでしょうか。「営業時間だと思ってお店に行ったのにやってなかった」となれば、非常にがっかりするはずです。
愛のある記事を書いて、多くの人に読まれるためには、記事を適切にリライトして正しい情報に更新していく必要があります。Googleがランキング1位に持っていきたい記事とは、新鮮で、正確な情報なのですから。
また、ブログを書くこと=人が望んでいることを考えて、それを先回りすることだと言いましたが、その答え合わせをするのが統計ツールでの分析です。
Googleアナリティクスやサーチコンソールをうまく活用して、どのようなクエリでユーザーが訪れているかも調査してみましょう。
人々がどんなワードで検索し、サイトに到達しているかが分かれば、それに答えるための内容をさらに充実させることができますね。
「書いて終わり」ではなく、見直してリライトする!
記事を書くことを楽しむ
最後に、「愛」のある記事を書くために一番大切なことを書いておきます。
それは、「記事を書くことを楽しむ」ということ。
お客さんを大切にする企業として有名な、東京ディズニーランド(オリエンタルランド)のキャストさんをイメージしてみてください。
キャストさんは夢の国の一員として、いつも楽しそうに働いています。お客さんを喜ばせるために、あらゆる工夫を惜しみません。
キャストさんたちも人間ですから、「面倒くさい」「働きたくない」と思う日もあるでしょう。それでも彼らがいつも笑顔なのは、ディズニーランドが好きで、ディズニーで働くことが楽しいからというのが一つの理由でしょう。
ブログもそれと同じ。文章を書くことは、時に大変な労力を伴います。それでも、自分のサイトを訪れてくれる沢山のユーザーがいることを思うと、この上ない達成感があるはずです。
アナリティクスに表示された当サイトのユーザー分布の一部(画像上)。日本中に住むユーザーに、自分の記事を読んでもらえるのは、ブログ運営のロマンであり醍醐味。
ブログで人を喜ばせることが「楽しい」と思えるようになれば、継続することも苦ではなくなりますし、必ず結果が付いてくるでしょう。
「ブログで人を幸せにする=楽しい」と思うことができれば勝ち!
まとめ
長々と書きましたが、結局言いたいことは「ユーザーを喜ばせることを第一に考えて、それを楽しんで記事を書こう」ということ。
自分が書いた文章や写真を、全日本、全世界に公開することのできる「ブログ」。独り言のようにインターネットの虚空に記事を投下することもあれば、時に巨大なバズの波に巻き込まれ、想像できない膨大な数のアクセスを集めることもあります。
そんなブログ運営の楽しさは、インターネットが普及した今でこそ楽しめること。真摯にブログ運営に挑もうとするあなたにしか分からない楽しさです。
今回、自省がてらにまとめてみたこの記事ですが、私もユーザーファーストの記事を書き続けられるよう、さらなる成長を目指して頑張っていきたいと思います。
そして、長文の記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。2020年もTOKYO STORYをよろしくお願い致します。皆様、良いお年をお送りください。
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